オキシダントについてオキシダントについての情報をご覧いただけます。
-
●光化学オキシダント・光化学スモッグとは?
-
工場や自動車から排出される窒素酸化物や炭化水素、揮発性有機化合物(VOC)などが、紫外線を受けると光化学反応を起こし、
オゾンなどの酸化力の強い物質が発生します。この物質を「光化学オキシダント」と言います。
気象条件によって、この光化学オキシダントがたまり、白いモヤがかかったようになることがあります。 この状態を「光化学スモッグ」と呼んでいます。
-
●発生しやすい条件は?
-
以下のような条件の日に、光化学オキシダントが発生しやすいと言われています。
4月から9月にかけて発生することが多いです。
・日差しが強い
・気温が高い(20℃以上)
・風が弱い(3m/s以下)
-
●健康への影響は?
-
以下のような症状が出る場合があります。
・目がチカチカする
・のどが痛い
・せきが出る
・息苦しい
・頭が痛い
-
●光化学オキシダントの環境基準
- 「1時間値が0.06ppm以下であること。」と環境基準が定められています。
-
●大分県における光化学オキシダントの注意報等
-
大分県では、高濃度の光化学オキシダントが観測された場合に、光化学オキシダントの注意報等を発令し、
大分県庁ホームページや安全安心メール等で注意喚起を行っています。
予報
光化学オキシダントの濃度が0.10ppm(100ppb)を超え、さらに状態の一段の悪化が予測されるときに発令します。
「このままの状態が続くと、光化学オキシダント注意報が発令される可能性が高いので、
光化学オキシダント注意報に備えて準備をすすめてください。」という意味のものです。
注意報
大気汚染防止法に基づく措置で、光化学オキシダントの濃度が0.12ppm(120ppb)以上となり、
この状態の継続が認められるときに発令します。
「現在、光化学オキシダントの濃度が高いので、注意してください。」という意味のものです。
被害の発生を防ぐため、県民への周知や工場等への協力要請を行います。
-
●光化学オキシダント注意報が発令されたら・・・
-
(1) 注意報等が発令された場合は、激しい運動は避け、できるだけ屋内で過ごしましょう。
特に、気管支ぜん息の既往歴のある方、乳幼児、高齢者、病弱の方などは、 健康な成人よりも影響を受けやすいと言われていますので、注意しましょう。 (2) 屋外に面した窓を閉めましょう。
(3) 目やのどに異常を感じたら、目を洗ったり、うがいをしたりして、室内でゆっくり休みましょう。
症状が回復しない時やひどい時は、医師の診断を受けましょう。
(4) 不要不急の車の運転は控え、運転中の人もスピードを控えめにしましょう。
(5) 工場や事業場の方は、ばい煙量や揮発性有機化合物の減少に努めてください。
(6) 洗濯物は通常どおり屋外に干しても特に問題ありません。
-
関連情報(リンク)
・オキシダント時報 (http://oita-kankyo.sakura.ne.jp/index.html?measurement_item=1)
・大分県ホームページ 光化学オキシダントの注意報等の発令について (http://www.pref.oita.jp/soshiki/13350/oxidant-hatsurei.html)
・環境省ホームページ 光化学オキシダント関連情報 (http://www.env.go.jp/air/osen/pc_oxidant.html)