PM2.5についてPM2.5についての情報をご覧いただけます。
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●PM2.5とは?
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PM2.5(微小粒子状物質)とは、大気中に浮遊している粒子状物質のうち、
粒径が2.5μm(マイクロメートル)以下のものをいいます。 (1マイクロメートルは1ミリメートルの1000分の1)
ひとつの物質ではなく、有機炭素、硫酸塩、金属等を主な成分とする混合物です。
粒径が小さいために肺の奥深くまで入り込みやすく、人への健康影響が懸念されています。 - (出典:米合衆国環境保護庁資料)
- (出典:国立環境研究所資料)
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PM2.5の大きさ、人の呼吸器での沈着領域(概念図)
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●発生源はどこ?
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PM2.5には人為起源のもの、自然由来のもの、大気中で二次的に発生するものがあります。
・人為起源によるもの:工場の煙突の排ガスや自動車排ガス中に含まれているばいじんなど
・自然由来によるもの:黄砂等の土壌粒子、海塩粒子、火山の噴煙など
・大気中で二次的に発生するもの:ガス成分(揮発性有機化合物、窒素酸化物、硫黄酸化物等)が光化学反応を起こして発生するもの
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また、煙を伴う稲わら焼きなどの野焼き行為によって、PM2.5濃度の上昇に直接的に影響を与える場合があります。
特に、弱風時、逆転層形成時、高湿度時のような気象条件時には高濃度になりやすいので、注意が必要です。
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PM2.5生成のメカニズム(出典:環境省ホームページ)
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●PM2.5の環境基準
- 平成21年9月に、「1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ1日平均値が35μg/m3以下であること」と環境基準が定められています。
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大分県のPM2.5測定状況(津久見市役所局)
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●大分県におけるPM2.5の注意喚起
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大分県では、高濃度のPM2.5が観測された場合に、大分県庁ホームページや安全安心メール等で注意喚起を行っています。
<PM2.5注意喚起情報が発令されたら・・・>
(1) 屋外での激しい運動、長時間の運動をなるべく減らしましょう。
(2) 不要不急の外出はできるだけ減らしましょう。
(3) 換気や窓の開閉をできるだけ少なくしましょう。
(4) 呼吸器系(ぜん息など)や循環器系(心臓病など)の疾患がある方、子供、高齢者は、より影響を受けやすいと言われています。
体調に変化を感じたら、速やかに屋内に入って安静にしてください。
(5) 症状が回復しないときは、医師の診察を受けましょう。 -
関連情報(リンク)
・PM2.5時報
(http://oita-kankyo.sakura.ne.jp/index.html?measurement_item=2)
・大分県ホームページ PM2.5の注意喚起について
(http://www.pref.oita.jp/soshiki/13350/pm25-chuikanki.html)
・環境省ホームページ 微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報
(http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info.html)